国民年金を追納してみた!そのやり方を解説します

勉強

はじめに

近年、日本の社会保障制度における国民年金の重要性がますます高まっています。
特に、将来の年金受給額が心配される中、国民年金の加入や追納について関心を寄せる人が増えています。
では、国民年金を追納することのメリットとデメリットを整理したうえで、
実際に私が追納した方法を記します。

国民年金の追納はするべきか

そもそも国民年金の追納をするべきなのでしょうか。
そのメリット・デメリットを整理したいと思います。

追納のメリット

まずは追納することのメリットを挙げていきます。

将来の年金受給額の増加

国民年金の追納を行うことで、将来の年金支給額が増加します。
追納することで加入期間が延長され、支払額が増えるため、年金受給額が増加する可能性があります。

税金控除の恩恵

国民年金の追納は税制優遇の対象となる場合があります。
追納した金額に対して所得税の控除が受けられるため、税金の負担を軽減することができます。
ただし、具体的な税制優遇の対象や条件は年次によって異なるため、詳細な情報を確認する必要があります。

将来の不安解消

追納を行うことで老後の生活に対する安心感が増します。
年金支給額が増加することで、生活費の一部を補うことができ、老後の生活をより安定させることができます。
また、追納を通じて将来の貯蓄を増やすことも可能です。

追納のデメリット

次に、追納することのデメリットを挙げていきます。

経済的負担

追納額は一定期間に一括で支払う必要があります。
経済的な余裕がない場合、一括の支払いは負担となる可能性があります。

将来の受給額の不透明さ

国民年金制度の将来的な収支に対する不安があります。
追納しても将来的に年金制度が縮小されたり、支給額が減額される可能性も考えられます。
特に、将来の年金制度の改正や社会の変化に対する不確実性が高い場合には、追納によるリターンが不安定となります。

他の投資先の機会損失

追納に充てる資金を他の投資機会に回せなくなることも考えられます。
追納するために資金を投入することで、他の投資機会を逃すことになり、将来的な収益を減少させる可能性があります。
特に、リスクを分散するために複数の投資先に資金を配分する場合には、追納の影響を慎重に考慮する必要があります。

上記の通り、国民年金の追納には、将来の年金受給額増加や税金控除の恩恵などのメリットがありますが、
経済的負担や将来の受給額の不透明さといったデメリットも考慮する必要があります。
特に受給額の不透明さについては、自分が年金を受け取る側になる頃に年金の仕組みがどうなっているかを想像するほかありません。
ほとんどもらえないだろうと想像されるのであれば、追納はしない方が良いでしょう。

実際に追納してみる

私自身は検討した結果、追納することにしました。
実際に追納するまでの流れについて、ご説明します。

ねんきんネットで追納可能月を確認する

まずはねんきんネットにログインする必要があります。
マイナンバーカードがあればログイン可能です。
ログインID・パスワードを作成すればマイナンバーカードがなくてもログインできるようになるようですが、
私はログイン情報の管理が煩わしいので、毎回マイナンバーカードでログインしています。
その場合、スマホにマイナポータルアプリを入れておく必要があります。
ねんきんネットに表示されるQRコードをマイナポータルアプリで読み取り、そのままスマホでマイナンバーカードにかざして読み取る、という流れです。

正しくマイナンバーカードが読み取れたら、まずはマイナポータルのトップページに遷移します。
下にスクロールすると、「年金」という項目がありますので、クリックします。
遷移先のページの中にねんきんネットへのリンクがありますので、そちらを押下するとねんきんネットへログインされます。

ログインができたら、ヘッダメニューの、「年金記録を確認する」を押下します。
すると、以下のような画面が表示されます。
この中の、「国民年金加入記録を確認する」を押下します。

遷移先のページには、以下のような表があります。

図中にも説明がある通り、マークがある月が、その時点で追納可能な月です。
下の図の場合は、追納可能だった月は全て追納済みなので、もうありません。

届書を作成する

追納可能な月を確認したら、届書を作成します。
なお、直接年金事務所に行って納付する方法もあるようですが、私は面倒だと思ったので郵送対応しています。
電子申請はできません。

ヘッダーメニューの、「届所を申請する」を押下します。
そして、遷移先の画面の下の方にある、「窓口で申請する」を押下します。
窓口で申請しない場合でも、こちらを押下します。
画面遷移したら、以下の図の「作成する」ボタンを押下します。

遷移先の画面に、情報を入力していきます。
先ほど確認した、追納可能な期間を入力してください。
なお、送付している間に月を跨ぐなどで追納可能な期間が変わってしまうような場合でも、
年金事務所の方で正しい期間の納付書を作成してくれるので、そこまで気にする必要はありません。

入力ができたら、あとは案内に従って、届書を印刷します。

届書を送付する

届書に加えて、本人確認書類も必要になります。
マイナンバーカードの表と裏をコピーし、届書と同封しましょう。
宛先は、ご自身の近くの年金事務所で構いません。
「○○年金事務所 国民年金課」とすれば問題ありません。

納付する

私の場合、送付してから2週間ほど経った頃に納付書が届きました。

納付の手段はいくつかあるようですが、
個人的に一番楽だと思ったのは、Pay-easy(ペイジー)です。

多くの銀行のインターネットバンキングでペイジーが使えます。
少なくとも、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・楽天銀行・住信SBIネット銀行で使えることは確認済みです。

納付書に記載されている収納期間番号・納付番号・確認番号の3点を入力すれば、すぐに納付が完了します。
ATMに行ったり窓口に並ばなくて良いので、極めて楽でした。

まとめ

本記事では、国民年金追納のメリット・デメリットを整理したうえで、
実際に私が追納した方法を解説しました。

参考になれば嬉しいです。

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