これで解決!子どもに勉強をさせる方法

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はじめに

子どもに勉強のやる気にさせる方法など、細々としたテクニックを解説した記事はたくさんあります。
そういったものは研究者や教育評論家にお任せするとして、
そもそも勉強を当たり前のようにする子どもはいかにしてそのマインドを持っているのかについて、
私の実体験を通して、考察したいと思います。

「テストで良い点数が取れない=悔しい」の筋道

私は小・中学校の時に、勉強を頑張ってきました。
勉強をする必要性に対して特に疑問を感じたことはありませんでした。
当時の自分の中では勉強をする理由は実にシンプルで、
勉強をしないとテストで高得点が取れなくなり、悔しいからです。
我が子がこのマインドを持つようになれば嬉しいですよね。
なぜ、高得点が取れないと悔しいと思うようになったのか、考えてみました。

私は小学6年生の時に塾に入りました。
中学受験をする子を除くと塾に通っている子は極めて少なく、10人に満たないほどのクラスでした。
私は、塾に入るまでの小学5年生までも、家で勉強をするタイプでした。
小学校に入ってから、親に勉強をする習慣をつけさせられていたからです。
親に直接厳しく指導されたこともありました。
勉強をするのが当たり前だったため、塾に入るとテストで高得点を取り続けました。

中学生になると、生徒の数がぐっと増えました。
勉強ができる子も入ってきます。ライバルができました。
そこから3年間、熾烈な戦いでした。
私より明らかに勉強ができる子が2人と、私と同じくらいの子が1人いました。
ただ、少しでも勉強をさぼると、一気に順位が下がりました。平気で10位や15位に落ちます。
一度、調子が悪く、塾内の順位が20位近くに落ちたことがありました。
恥ずかしくて仕方がなかったことを覚えています。

その後、より勉強をがんばりました。
その結果、偏差値が高い高校に合格しました。

自慢をしているわけではありません。
なぜこのような経験談を記したかというと、この中に「高得点が取れないと悔しい」と感じるマインドを得る過程があるからです。
それは、できるだけ早く勉強を習慣化させることです。
幼いうちに習慣化すればするほど、定着し易くなります。
歯磨きをどうしてもしたくないと思ったことはあまりないと思います。
面倒だと思うことはあっても、だからと言ってしないと気持ち悪いですよね。
それと同じです。子どものうちに勉強するハードルをぎりぎりまで下げておけば、勉強したくないなんて発想がなくなります。
勉強が簡単なうちに人より勉強をすれば、簡単に高得点を取ることができるようになります。
高得点を取る快感を早めに覚えさせることです。
一度覚えた快感は忘れられません。
そして、親はとにかく褒めることです。
すると、必ず次も1位になってやる、という気持ちが出てきます。理由なんて不要です。使命感です。
高い点数を取ることが当たり前になると、逆に低い点数を取ると屈辱を覚えるようになります。
このマインドセットが完了したら、自動的に勉強をするようになります。

勉強をしないといけない理由

勉強する習慣がないままここまで来ちゃったよ、という方は、
お子さんに勉強をするべき理由を説明してあげるしかありません。
勉強したらご褒美を与えるという方法を取る家庭があると聞きます。
これだと、ご褒美をもらえないと勉強をしないことになってしまます。
子ども自身の将来のためにいかに勉強をした方が良いか、感情的ではなく論理的に伝えることです。
私が思う、勉強した方がい良い理由を記したいと思います。

勉強をしないお子さんは、勉強が必要だと思っていません。
あるいは、勉強をする必要性がある程度分かっていても、今勉強をすることに対する面倒臭さを超えてこないわけです。

大人でもこういうことを言う人いますよね。
「偏差値が低くても成功する人はいる」
「学歴と仕事は関係ない」

これは、事実です。ある程度の相関はあると思いますが、学歴がそう高くなくても仕事ができる人はたくさんいます。
ただ、自分が将来成功するかどうか、自分が仕事ができるタイプなのかどうかは子どもの時には分かりません。
もし自分が仕事ができないタイプで、なおかつ勉強をしてこなかったとしたら、
将来低い給料で苦しみながら生きていくことになります。

お金がないからと言って人生が苦しいとは限らない!という意見は、一旦置いておいてください。
ここでは、傾向の話をしています。お金がなくても心は豊かだという人がたくさんいるのはよく知っています。

「将来お金がなくてもいい」というお子さんもいると思います。
こんなのはただの言い訳です。
これに対する反論は、みなさん容易に思いつきますよね。
学生時代や新入社員の頃など、貧乏を経験したことがある方は多いのではないでしょうか。

学校の勉強は、自分が仕事ができなかった時のための保険みたいなものですね。
仮に自分に仕事をする能力がなくても、勉強をしていれば良い大学に入れるので、どこかしら良い企業に入れます。
逆に、どんなに仕事をする能力があっても、最低限の学歴がなければほとんどの場合良い企業に入れません。
大企業であればあるほど、足切りがありますから。
スタートラインにすら立たせてもらえません。
起業する、という線もありますけど、企業の中で活躍するのと起業して事業を成功させるのとでは、ハードルがまるで違います。
事業を成功さられるのは、一部の天才のみです。

面接で能力を見られるとは言っても、はっきり言って高々30分でその人の能力など分かりません。
仕事ができるフリくらい、テクニックでどうだってできます。
私もそうやって大企業に入った一人です。
面接では、「君には物足りないかもしれない」と言われて入社しました。
実際入ると、私よりできる人がうじゃうじゃいました。
だからこそ、あの時勉強を頑張って良かったと思っており、勉強をする習慣を作ってくれた親に感謝しています。
私に勉強をする習慣がなかったらどうなっていたかと思うと、ゾッとします。

まとめ

本記事では、自分の体験を交え、子どもに勉強をさせる方法を考えてみました。
そんなにうまくいかないだろうというのはよく分かりますが、
上記の考え方を元に、各自、ご自身のお子さんの性格に合わせて工夫してみてもよいかもしれません。
少しでも参考になれば嬉しいです。

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